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【音楽を愛する大人へ】音楽を殺す違法アプリ・MusicFM騒動を子を持つ親世代に知って欲しい

音楽が殺される。大人に知って欲しいMusicFM問題まとめ

2019年6月1日 Twitterトレンドに「MusicFM」「違法アプリ」「全音楽アプリのアクセス禁止」といったワードが上がりました。

MusicFMトレンド入りの画像

私は中学生から洋・邦ロックにどっぷり浸かり、青春時代の時間をお金をほとんど音楽に費やしてきたごく普通の主婦ブロガーですが「MusicFM」という違法音楽アプリが若い世代に浸透していることをこの日まで知りませんでした。

トレンド入りのきっかけはYoutuber・セゴリータ三世(@SGRT_the_3rd)さんの動画投稿。

音楽好きの友人からのシェアでこの動画を知ったのですが、その内容に絶句…

これは多くの大人に認知されるべき問題だと思い、この活動を支援することに決めました。

ここではトレンド入りの経緯とMusicFMなどの違法音楽アプリが日本の音楽業界にもたらす危機について、そして子を持つ私が感じ、同じ世代の大人に知って欲しいと思ったことを述べています。

※SNSや掲示板などインターネット上の情報をまとめています。法的・専門的に誤っている箇所がございましたらご指摘ください。

ありちゃん
MusicFMについての概要やセゴリータさんについて既に知っている人は目次から飛ばして読んでくださいね

MusicFMとは何か?

Music FM のアイコン 色違い

MusicFMの概要

・iPhone・Android端末にインストールすることができる無料音楽聴き放題アプリ

・再生できる音楽データは違法にアップロードされたもの。

・ユーザーは好きな音楽をすべて無料で聴くことができるが、配信の許可は取っておらず

 アーティストに利益は一切還元されていない。

・MusicFMを運営しているのは中国の企業。収益源はアプリ内の広告表示と思われる

・MusicFMはあくまでユーザーが音楽データをアップロードできるプラットフォームを提供しているだけというスタンス

・違法性が認識されているためAppStoreでは度々削除されるが、アイコンの色やバージョンを変え不定期で配信されている

いつ頃登場したものなのかは不明ですが少なくとも2016年頃には存在していたようです。

現在では中高生の普及率が高く、10代の8〜9割はこのアプリを使っている(または知っている)のだとか。

この状況に危機を感じ、問題を取り上げたのがyotuber・セゴリータ三世さんでした。

セゴリータ三世さんとは?

セゴリータ三世Twitterアイコン

(画像引用:Twitterより)

セゴリータ三世(せごりーたさんせい)

音楽批評・ラーメン・ガジェット系のレビュー動画を投稿しているyoutuber。

チャンネル登録者数9万人(2019年6月現在)

音楽を愛しておりご自身の歌ってみた/弾いてみた系の動画もアップしています。

投稿動画のジャンルが幅広いことや独自の切り口・抜群のトーク力で人気。

ありちゃん
元モデルの奥様が美人!イクメンパパなところも主婦的に好感度高しです

セゴリータ三世さんのYouTubeチャンネル

セゴリータ三世さんの問題の動画内容

セゴリータ三世さんは現在MusicFMなどの違法音楽アプリについて動画を複数投稿しています。その内容は

・若者への実態調査

・MusicFMと契約したことがあるアーティストの暴露話

・違法音楽アプリの全アクセス禁止を総務省へ求めるキャンペーンのお願い

などです。

正直なところ、私はyoutuberの物申す系動画に抵抗があり(理由はとくにないけど、見る気がしない。ブログやnoteなどの類は読む)今回の問題を知るまでこれだけ真剣に、集中してyoutuberのトークを聞いたことはありませんでした。youtuberとして活動している方には失礼なことだと思いますが、動画コンテンツに馴染みがない私のような大人には同じ感覚を持つ方も多いのではないでしょうか。

なので、このことについて「大人の目線で、より多くの大人に知ってもらえるようにブログで発信しよう」という思いに突き動かされこの記事を書いています。(動画ではセゴリータ三世さんの熱量や若者のリアルな声を聴けるので気になったらチェックした方がいいです!)

動画で語られていたのは

「クラスの8−9割の子がMusicFMを使っている」

「1年間で音楽に1円も使っていない子もたくさんいる」

「無料で音楽が聴けるのに何故わざわざCDを買うの?」

という衝撃的な若者のリアルな声。

ありちゃん
信じられない…。
音楽の価値がこんなにも下がってしまったのか

お小遣いのない中学時代、大好きなアーティストの新曲を聴くために親が寝静まった深夜にラジオをつけて、ボリュームを最小限にしてスピーカーを耳にくっつけて音楽を聴いていた夜のこと。

新譜が出る時は必ず予約して、発売当日はダッシュで帰って、CDショップまで自転車を走らせて買いに行っていたこと。

高校生になってはじめたバイト代をほとんどつぎ込んで、買い揃えたアルバムをお気に入りの場所に並べていた時のこと。

そんな過去の自分の大切な瞬間を重ねながら見ていると、あまりに悲しくて泣けてくるほどの内容でした。

Twitterで反論する若者の声

セゴリータ三世さんのこの動画は反響をよび、Twitterのトレンド入りに。

するとすぐさまリアルユーザーの反論ツイートが拡散。

ちょっと長いので要約すると

「お金のない中高生から音楽を聴く場を奪わないで」

ということみたいです。

このアカウントはTwitter開始時期などがおかしいのでセゴリータさんのアンチか、炎上目的の釣りアカウントっぽい。

このツイートは2万以上RTされていますが、批判の意味で拡散している方が多く、すべての若者の代表意見ではないようで安心しました。が、少なくとも現在MusicFMを愛用しているユーザーの中には「消えたら困る」「みんな使っているのに何が悪いの?」という感覚は実際にあるようです。

ありちゃん
信じられない…

MusicFMは何故取り締まれないのか

若者の倫理観を崩壊させ、日本のアーティストや音楽業界全体に大きな損害を与えかねないMusicFMは配信されては削除、類似アプリも複数出現し、削除、また配信といういたちごっこを繰り返しています。

許可のない音楽データのアップロードは違法(著作権侵害)です。それは誰もが知っていること。ではなぜMusicFMなどの違法音楽アプリを取り締まることができないのでしょうか?

理由は「アプリ自体は違法にアップロードされた音楽を紹介しているのみ」ということで、アプリ製作者・運営側が音楽を違法にアップしているわけではないというのがポイントのようです。

ありちゃん
グ、グレーすぎる…!

またユーザの立場として、違法にアップロードされた音楽をダウンロードすることも「違法ダウンロード禁止法」にあたるのですが、MusicFMの場合はダウンロード再生ではなく、ストリーミング再生(端末にデータを保存せず、ネット接続によって再生できる方式。キャッシュにデータ一時保存がされるためオフラインで再生も可能になる)というのもこの問題がグレーゾーンになる要因になっています。

参考:違法にアップロードされた動画をストリーミング再生することって違法なの?スター総合法律事務所

ありちゃん
ストリーミング再生におけるデータのキャッシュ保存はあくまで一時的で、複製にはあたらないってことなのかな。プレイリストを作ったりできるみたいだから実質ダウンロードと変わらないんだけど…

でも仮に、

・プラットフォームは違法ではない

・ユーザーの視聴行為も違法ではない

だったとしても、大前提として

そこで聴ける音楽は違法にアップロードされたもの

ということは間違いない事実。

誰がMusicFMに音楽をアップロードしているのか?

MusicFMではジャンルを問わずほとんどの音楽、それも発売すぐの新曲ですら聴くことができるそうです。アプリ運営側がアップロードしているわけではないというスタンスなのであれば、一体誰がアップロードしているのでしょうか?

調べてみるとMusicFMのPC版ではアップロードというボタンがありました。しかし利用規約など詳細がなにもない(怖すぎる)

ネット上でもアップロード元の明確な情報を見つけることはできませんでした。

これは私の推測ですが、中国では「xiami.com」という巨大な無料音楽ストリーミングサイトがあるので(こちらも違法か合法か議論をよんでいるみたい)そういったところから引っ張ってきているのかもしれません。

MusicFMを使うことの危険性

中高生の倫理観が育つ前に、スマホの操作1つで手が届いてしまう「違法な音楽」

これはとても危険な状況だと思います。

さらに出元もよく分からないアプリなので、使うことで個人情報が漏洩する可能性もあります。

ありちゃん
ハッキリ言って、やばすぎる

変わっていく音楽の価値

この問題を知って私が最初に思い出したのは、大好きなイラストレーター・吉本ユータヌキ(@horahareta13)さんのTwitter漫画。

「CDを買うファン1人の行動がアーティストにとって大きなパワーになるんだよ」という内容です。

この投稿は2015年。音楽のサブスク配信が日本で開始される前の話ですね…。この時のユータヌキさんのツイートが3万RTを超えているので、今回の問題ももっと拡散されていいのになぁ。(セゴリータさんの賛同のお願いツイートは現在1600くらい。)

しかしたった数年で新しい音楽配信サービスが普及し、若者が手軽に楽しめるコンテンツが溢れている今、「CDを買って音楽を聴いて欲しい」という昭和のアナログ音楽好きの思いは、「昔の人間の言っていること」にしか聞こえないかもしれません。

物心ついた時からYouTubeがあって、タダでなんでも好きなものが視聴できる世代に、「わざわざお小遣いでCDを買って、PCに取り込んで、スマホに同期させる」なんて作業は面倒に決まっているし、私たちと音楽の価値が違っていることを否定することはできません。「CDで聴くことの良さ」や「昔は良かったんだ」なんて話をいくらしても「は?」となるでしょう。

けれど、それと「音楽は無料で聴いて当たり前」という感覚は全然違います。

楽曲1つを製作するためにアーティストや製作側がどれだけの苦労と努力を費やしているか。

あなたの好きなアーティストが活動をずっと継続するためには何が必要なのか。

ありちゃん
CDを買って欲しいとは言わない。でも、この感覚が音楽を殺してしまうってことに気がついて欲しい

大人はこの問題を知らない

私の夫は20年以上音楽活動をしておりデビューしたこともある”元”ミュージシャンですが、やはりMusicFMなどの違法音楽アプリのことは知りませんでした。周りの30代〜50代の音楽仲間の中でも話題に出たことがないとか。

私の周りのママ友たちも知りません。CD全盛期で育った私たちには、そんな方法で音楽が聴けるようになっているとは思いもしません。音楽が青春の全てで、熱狂していた私たちの世代がこの状況を知ったら、憤りを感じる人はもっと多いでしょう。

この問題はまぁ、しょうがないよね。だって時代が違うから」ということではないのです。

MusicFMを使っている若い世代の多くは違法性を重大認識しておらず、「みんな使っているから」「無料で使えて便利だから」という感覚なんだそうです。もちろん子供であろうと判断するのは個人なので、その責任が大人にあるとはいえないですが、現在この問題に対して大きな行動を起こすことができるのは大人の方です。

私の子供はまだ小さいですが、この子が大人になった時、音楽を無下に扱う世界になっていて欲しくない。

それを守るのは大人の役目だと思うのです。

この問題に憤りを覚えた人に行動して欲しいこと

問題提起を行ったセゴリータ三世さんはChange.org JAPAN から署名を集めています。

キャンペーンの内容は総務省に対して、違法音楽をアップロードしている海外サーバーへ日本からアクセス禁止を求めるものです。

強行突破ですが、少し前に問題になった「漫画村」(漫画の違法アップロードサイト)の時もサイト廃止後に講談社の売上が44%倍増したそうなのでこれが実現すれば大きな改善につながることは間違いありません。

「アクセス禁止」についての是非や、この署名に個人情報を入力すること等はご自身の判断で行ってください。

ありちゃん
私は署名、活動に関する支援金のサポートをしました!

それから、あなたにできること。

もし、あなたの周りの音楽を愛する人がこのことを知らなかったら、教えてあげて欲しい。

あなたの子供や、身近な人が違法音楽アプリを使っていないか。

(子供がつかっていたら、家族みんなで使えるSpotifyやApple Musicなどのサービスを検討してみるのもいいと思う。私たち大人からしたら、びっくりするほど安い。)

あなたがTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSを使って発信していたら、広めてほしい。

時代の流れだと諦めて大切なものが廃れていってしまうのを眺めずに、私たちで守りましょう。

ありちゃん
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