
あり
一部ネットで「魔剤」と騒がれた入浴剤
BARTH (バース)って知っていますか?
「気持ちよすぎて腰が抜ける」「ぐっすり眠りすぎて翌日家族全員寝坊した」といった口コミが広まり
Twitterでバズりまくった入浴剤BARTH
医療関係者や美容業界各者からも絶賛されているそうです。
私もBARTHを愛用していますが、疲れが溜まった時はBARTHが欠かせません。
目次
BARTHはなぜそんなに凄いの?
BARTHの中身はなんなのか?
カンタンに説明すると中性重炭酸入浴剤です。
温泉施設などで炭酸泉というお湯を見たことがあると思いますが、あれは小さな二酸化炭素をお湯に溶かし込んだものです。
炭酸泉は血行促進の効果があり、冷え性・肩こり・むくみなどの改善が期待できます。
炭酸が発生する入浴剤は様々な種類が販売されていますが
BARTHがすごいのは「重炭酸イオンの濃度がハンパない」ということ。
一般的な炭酸系入浴剤の多くは重炭酸イオンが2〜3割程度しか湯中に溶け込まないとされていますが、
BARTHは特別な技術で8〜9割も湯中に溶け込ませることに成功したんだそうです。

あり
BARTHを使うとお湯がコックリして肌がツルスベになるし、体の温まりが持続してぐっすり眠れて疲れがとれるんだよね〜!
一時はドラッグストアでも品切れになったり手に入りにくい状況になったみたいです。
最近はAmazon・楽天や量販店などでも購入できますね。
公式サイトから定期購入もできるようです。
BARTHの成分を調べてみる
BARTHと普通の入浴剤は何が違うのか?
なにか特別なものでも入っているに違いない…
成分をチェックしてみることにしました。



【有効成分】 炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム
【その他の成分】 無水クエン酸、PEG6000、ビタミンC・Na、他1成分

あり
ん??これだけ?
炭酸水素ナトリウムというと、重曹のことですよね。
調べてみると、重曹とクエン酸の2つを掛け合わせることで、炭酸ガスを発生することができるのだとか。
重曹とクエン酸なら100円ショップで買ったものを掃除用に常備しているけど…もしかしたらこれをお風呂に入れたら同じ効果が??
一粒100円弱のBARTHは高級品です。これをジェネリックできるとしたらすごいこと…
というわけで、BARTH自作に挑戦してみることにしました。
自作BARTHで用意したもの
Twitterや他の方のブログなどを参考にして材料を用意。

用意したもの
重曹…100均で300gくらいものが手に入ります。
クエン酸…こちらも100均で。120gくらい。
無水エタノール…ドラッグストアで購入できます。500mlで1000円程度。私が購入したのは小さめサイズで500円くらいでした。
※ここからは試行錯誤しながら何回も作ってみた様子です

まずは重曹とクエン酸を配合。Twitterの情報によると重曹3:クエン酸1の割合がいいらしい。
このままだとサラサラしていてソッコー溶けちゃうので、固める必要がある…。
固めるのには水分がいりますが、この状態で水を入れてみるとシュワシュワってガスが発生して粉が溶けてしまいます。
なので、固めるための水分には無水エタノールを使いました。

この無水エタノールの割合も難しかったんですが…
まずは重曹+クエン酸がドロドロの状態になるまで無水エタノールをちょびちょび足して
団子のようにして、ラップに包んでみました。

※重曹とクエン酸が混ざって発生するガスは有害なものではないそうですが、換気して行うことをお勧めします。
手で直接ふれても問題ありませんが、私は手が荒れやすくクエン酸はささくれや傷にも染みるのでビニール手袋をつけて作業しました!

あり
よし、BARTH団子の完成だ。これで少し放置して固まるのを待とう
…が、待てども待てどもドロドロの状態から固まらず…
一応冷凍庫にもいれてみましたが、固まりませんでしたw
(化学の知識があるわけではないのでなぜ固まらないのか分かりません。。水じゃないからかな)
このドロドロ状態の団子をとりあえずお風呂に入れてみましたが、粉を直接入れているのと変わらず
3秒ほどですべて溶けてなくなりました。
BARTHのようにお湯に二酸化炭素をたくさん発生させるには長く沈ませてゆっくり溶かす必要がある…!
もっとガチガチに固めたい。
今度は無水エタノールの割合を少なくし、根気よく混ぜてみます。
(重曹大さじ3、クエン酸大さじ1に対して無水エタノール10mlくらい)
前回のドロドロに比べて、パサパサという感じ。
混ぜたものを100円ショップの型抜きにつめました。

型に入れる時にギュッギュっと指で押し固めるとパサパサの水分でも染み渡っていくのでいい感じになる。
これはいい感じかも??
あとはこの状態で一晩放置して、乾燥。
翌朝自作BARTHの状態を確認してみると…
お皿から取れないほどガッチガチに!
イメージでは型から抜いてタブレットのようにできるかと思ったのですが、
あまりにガチガチで型からも取りはずせない状態だったため
型の重さ分で長く沈むから、このまま入れることにしよう…
というわけで、自作BARTHが完成(?)しました。
重さは20gほど、本家BARTHのタブレット1.5個分くらいの重量です。
自作BARTHと本家BARTHの違い
まずは、炭酸の発生具合と発生時間を検証!
違いを比較するために動画を撮ってみましたよ。
重曹+クエン酸を無水エタノールで固めて自作BARTHをつくりました。シュワシュワいい感じです!型ごと入れると沈む。#BARTH pic.twitter.com/ZGFJar7MmM
— ありちゃん🍰🐜ブログ初心者 (@arichan351) May 10, 2019
ちゃんと炭酸が発生してシュワシュワしています!!
全て溶けるまでの時間…約45秒

あり
3秒でぜんぶ溶けた第1号からすごい進歩だな。
気になる効果ですが、BARTHのような
- 体がポカポカ温まる感じ
- 肌あたりのよさ(お湯が柔らかくなる)
- お風呂上がりの肌がつるつるとした感じ
はしっかり感じることができました。
本家BARTHはというと…
こっちは本家BARTH。意外とシュワシュワは少ない。5分くらいかけてゆっくり溶けている感じ。小さくなっても浮き上がってこないのは何故なんだろう? 自作との効果の違いを検証してみます。#BARTH pic.twitter.com/m2EALdlw2p
— ありちゃん🍰🐜ブログ初心者 (@arichan351) May 10, 2019
すべて溶けきるまでの時間は5分以上でした。

あり
BARTHは小さくなってきてもずっと湯船に沈んでいるのが謎。
溶けきるまでずっとじんわりシュワシュワしている=必然的に長風呂になってゆっくりと温まるという効果もあるよね
家族にも協力してもらい、効果の違いを検証してみた結果
「力が抜けるほど気持ちいい」
「体の暖かさが持続する」
という実感は本家BARTHには敵わないが、自作BARTHでも炭酸泉の効果は得られる。
という結論になりました。
ぶっちゃけ自作BARTHづくりは乾燥させる手間があるので面倒ですが
自宅に材料がある人はちょっと疲れた時に重曹+クエン酸と粗塩なんかを少しいれてみると何もいれないよりは体を休められると思います!
BARTHのタブレット3錠程度であれば問題ないというデータがでていますが、浴室で高濃度の二酸化炭素を発生させると中毒症状がでる恐れがあるので一度に入れすぎないようにしてください。
敏感肌の人はクエン酸によって肌を痛める場合もあります。
ちなみに私はこれまでBARTHのタブレットを用法通り3錠入れていたのですが、
自作BARTHを作り始めてからは「BARTHタブレット1つ+自作BARTH1つ」という入れ方をしています。
BARTHの持続力の効果も得られつつ炭酸もしっかり発生していて「腰が抜けるほど気持ちいい」の体感はそのままです。

あり
炭酸が溶けたお湯で髪を洗うと髪もツルツルになるよ!
健康と美容とリラックス効果が得られるBARTH、最強。
コスパが気になる人は自作もおススメです。